2014年10月11日22:36
縞パン+ガーターベルトは奇跡のコンビネーション(挨拶)
『ファーナス 訣別の朝』
監督:スコット・クーパー
脚本:スコット・クーパー、ブラッド・インゲルスビー
主演:クリスチャン・ベール、ウディ・ハレルソン
http://furnace-movie.jp/
評価
★★★★★★★☆☆☆(7/10)
●あらすじ
製鉄所で働く男・ラッセルは、イラク帰りの弟・ロドニーと共に暮らしていた。
ある日、ラッセルは交通事故を起こしてしまい、刑務所に入ることとなってしまうが、その刑期は長すぎた。
ラッセルが釈放された時、すでに父は死に、ロドニーは非合法のボクシング賭博の選手になっていた……
●レビュー
嫌いじゃない。
男臭さ全開だし、派手なアクションもないが、嫌いじゃない。むしろ好きだ。
映画全体に渋さが満ち溢れていて、それは本当に良い。
ただ、もっと短く収められたと思う。
非合法のボクシング賭博の選手になっていた弟が悪党に搦めとられ、兄がその復讐に走る。
これだけのストーリーで二時間近い尺、というのはやっぱり間延びした感があった。
映像や描写はいい意味で落ち着いていて静かな迫力があるが、ストーリーの進行が遅いと流石に少し飽きる。
特に、復讐の動機形成までで全体の六割程度の尺を使ってしまっている割に、因縁の形成などの展開は起伏に富んでいるわけではなく、ゆったりと進んでいく。この辺りはもう少しなんとかならなかったのかと思う。正直言って、メリハリが足りなかった。
二時間近い上映時間があるが、きっと90~100分程度でも収められたと思うし、そうして欲しかった。
クリスチャン・ベイル演じる主人公・ラッセルの復讐は鬼気迫っていたし、ウディ・ハレルソン演じるデグロートは相当キてて、良かった。
全体的な渋さに加えて後半からの復讐が非常に鋭く僕好みだっただけに、前半の間延びが本当に「惜しい」映画だった。
フォレスト・ウィテカーはまた無能な刑事役だった。
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